ツイッターに書ききれないことを書くところ

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イスタンブールの奇跡と、クラス対抗サッカー大会と、中高の部活について

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サッカーUEFAチャンピオンズリーグの決勝を見た。ユベントスレアル・マドリー。前半はユベントスのほうが優勢に見えたけれど、後半は全く違うゲームになってしまった。

ところで、こちらで友達とサッカーの話をすると、やはり生まれた場所に近いチームを応援している人が多い。それでは、日本人がある海外クラブを好きになるという場合って、だいたい何がきっかけになることが多いんだろう?

僕が好きなサッカーチームはイングランドリヴァプールFCというところなんだけれど、そもそもそのきっかけもこのチャンピオンズリーグだ。サッカーと出会ったきっかけとも言えるかもしれない。

 

2005年なので小学校三年生のときだろうか?あの有名なチャンピオンズリーグ決勝、"イスタンブールの奇跡"といわれる試合を少しだけ観たのだ。それも偶然に。

あの頃はテレビのオンタイマーで、朝の情報番組を点けて起床していた。しかしその日は、その時間にサッカーのPK戦が行われていた。そのころはサッカーに対して全く興味がなかったが、異様な雰囲気だと思った記憶がある。赤いチームが勝利してトロフィーを掲げ、そこから遅れてめざましテレビが始まった。

 

そこからも遊び以外でサッカーをすることはなかったのだが、なぜかそのPK戦のシーンは鮮明に覚えていた。あの異様な雰囲気は何だったんだろう?少しづつ日本で放送している海外のサッカー、例えばクラブワールドカップなどを観るようになった。

そんな中で、偶然見たあの異様な雰囲気の試合が、実はすごい試合だったことを知ったのだ。単純にそれを知っただけであの赤いチーム、リヴァプールFCが好きになった。NHKのBSでやっていたイングランドのリーグ戦もたまに観るようになった。

 

そのまま六年生になった。

通っていた小学校では、六年生の最後に毎年サッカー大会があった。ふたクラスしかなかったが、三回試合を行い、二勝したほうが隣の小学校(六クラスある)の優勝チームと試合を行える。そして毎年相手校にボコボコにされる…そういう伝統があった。

僕のクラスにはサッカー経験者が一人もいなかった。向こうのクラスには三人いる。勝つのは不可能と思われていた。

しかし、そこで小学生だった僕は燃えた!勝ってやろうと思った。ひとりで密かに練習した。ユーチューブを見て、プロの足技をまねたりし始めた。今思えば生意気だったと思う。基礎から練習しろよ、と。

 

しかし小学生くらいのレベルではそれも結果につながるものだ。一敗一分けで迎え、あとがなくなった第三戦、僕は後半に先制ゴールを決めた。三戦目にしてチーム初めてのゴールだ。その時の感覚はよく覚えていて、今までに味わったことのないようなフワッとした気持ちだった。ひょっとして勝てるのでは?という雰囲気になった。

結局終了間際に少年サッカーの奴に点を決められ、第三戦目も引き分けとなって、大会は敗れてしまった。でもサッカーでゴールした時の感じはずっと残っていた。成功体験だ。俺はサッカーうまいじゃん、そう思った。

 

当然、甘かった。中学高校とそのままサッカーをつづけたのだが、中学時代は試合に出れていたとはいえ、市の予選で二桁差で負けるようなチーム。高校では全く試合に出られず、チーム事情によってゴールキーパーをやると、自分のせいで大切な試合に負けた。最後はずっとベンチで、チームが最終的には県大会ベスト8まで進んだのをベンチから見ていた。卒業までやめはしなかったけれど、それはもうほとんど意地みたいなものだった。

中高の部活では本当にメンタルの弱さが露呈し続けた。技術もだけど精神面が本当に弱かった。大学でフットサルをやるようになった今でも、それはずっと尾を引いていると思う。どうせ自分はできん、という気持ちが、そう思わないようにしてもどこかでフッと頭をもたげてしまう。

 

でも現実において、できんだろう、ということが実現するのを、サッカーはわかりやすく見せてくれる。2011年のなでしこJAPANのワールドカップ優勝、2011-12シーズンのマンチェスター・シティの最終節での劇的な優勝、ことしのチャンピオンズリーグのPSGとバルセロナの試合。どれも画面の前で見ていて、衝撃を受けた。

こういうのが"夢を見させる"というんだろう。苦い思い出がたくさんあるけれど、サッカーが本当に好きだ。

音楽:You'll Never Walk Alone - Gerry and the Pacemakers